4月初旬、ちらほらとウグイスの声が聞こえ始めたある日の午後。開店準備で忙しい「カフェ&ベーカリー 六花(りっか)」を訪ねました。
「ごめんなさい、まだ片付いていなくて…」と迎えてくれたのは、店主の長谷部武さんと和美さん。「きたかる」6号の表紙そのままの明るい笑顔ですが、ひと冬をテレマークスキーやクロスカントリースキーの指導者として過ごした武さんは、さすが日に焼けて精悍な印象。雪が多かったこの冬は、とても忙しかったそうです。例年通りレッスンとガイドの仕事をしたり、スキースクールを手伝ったり、スキーイベントの役員を務めたり。「ここは、クロスカントリースキーを楽しむのに最適な土地だと思います。冬季閉鎖中の林道などをハイキングすると、本当に気持ちいいですよ」。
和美さんは、この冬は保育園で保育補助の仕事をしていました。「きたかる6号をご覧になった方が、私が以前幼稚園で働いていたと知って、声をかけてくださったんです。遊んだり、ご飯を食べさせたり、一日中小さな子どもたちと一緒の毎日は本当に楽しかった!」。3月末のお別れ会では、思わず涙してしまったそうです。
そんな充実した冬を過ごしたお二人に、多くのファンが待ちわびる「六花」オープン日を伺うと、「もうお問合せのお電話などいただいているのですが、なんとか4月20日ぐらいまでには…」とのこと。パン焼き機のメンテナンスや試し焼きなどの準備が完了次第、ホームページやフェイスブックでオープン日を告知予定です。
「特別に新しいことはせず、去年と同じメニュー、同じパンで皆さんとお迎えします」。パリッと香ばしいパン、素材の味を活かしたサンドイッチ、そして武さんと和美さんのさわやかな笑顔に会えるのも、もうすぐです。
六花 北軽井沢 ウェブサイト
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